シードルとは

シードルとは、りんごを発酵させて造るアルコール発泡飲料で、実はワインと同じくらいの歴史がある飲み物です。フランスを起源としイギリス、スペインなどのヨーロッパ、北米、オーストラリアなど、世界各地で醸造され、ワインやビール同様愛飲されています。

ちなみに、国によって呼び名が異なりますが、日本では英語読みの「サイダー」だと清涼飲料水のイメージが強いことと、フランスの製造方法が普及しているので、フランス語読みの「シードル」が一般的です。

・フランス語 → Cidre(シードル)
・英語    → Cider(サイダー)
・スペイン語 → Sidra(シードラ)
・イタリア語 ― Sidre(シードレ)

りんごの品種とシードルの製造方法

日本以外の国ではシードル専用のりんごから造られており、日本のように生食用のりんごから造られることはないようです。品種はビター・シャープ・ビタースイート・スイートに分類され、できあがりの渋味や酸味に影響がでます。ただどの品種も発酵に必要な糖度が十分にあることは間違いありません。

代表的な製造方法ですが、選果→洗浄→破砕→搾汁→ブレンド→発酵→貯蔵(熟成)→瓶詰ですが、瓶詰する際に糖分と酵母を足して発酵を加える「瓶内二次発酵」をする場合もあります。

シードルには、甘口・中辛口・辛口があり、発酵させる期間が短ければ甘口となり、長ければ辛口になります。

・フランス語 → 甘口:Doux(ドゥ)、中辛口:Demi-sec(ドゥミセック)、辛口:Brut(ブリュット)

・英語    → 甘口:Sweet(スイート)、中辛口:Semidry(セミドライ)、辛口:Dry(ドライ)

シードルの特徴

アルコール度数は、ワインの12~15%と比べ4~9%とが低めで、アルコールが苦手な方や、フルーティな口当たりが好みの方に選ばれています。

味・色味・香りは、りんごの品種やブレンドによって異なりますが、本来食用にするりんごを原料にすることが多いので、甘味・酸味・渋味・風味を十分に楽しむことができる仕上がりになっており、食前酒や食中酒として飲まれることが多いです。

長野シードルの特徴

長野県は、青森県に次いで第2位のりんご生産量で、品質の高いりんごはシーズンになると贈答用としても利用されています。長野県は標高が高く、昼と夜の寒暖差も大きく、日照時間も長いなど、りんごを栽培する上での好条件が揃っており、そのりんごで造る長野シードルは美味しくて当たり前、なんです。

長野県では北から南まで、ワイナリー・りんご農家・酒蔵がオリジナルのシードルを造り、その銘柄数は日本一を誇っています。